完全公開！美容クリニックで働くメリットとデメリット

美容外科や美容皮膚科などの美容クリニックに興味があり、いろいろな求人情報を調べたり、目を通していても実際に転職までに踏み込めないのは、美容クリニックで働くメリット・デメリットが分かりにくい事もあると思います。転職は人生においても大きな分岐点になりますので、今後の人生のビジョンも視野に入れましょう。

転職を考えている方は美容クリニックや美容外科で働く上でのメリット・デメリットを確認して下さいね。

美容クリニックで働く“メリット”

好きな事を仕事に出来る

美容に興味がある人にとっては好きな事が仕事になるという事はとてもやり甲斐のある事です。最新の美容法であったり、施術に常に触れる事が出来る為、美容に対する意識も高くなりますし、更にクリニックによっては脱毛や美容点滴、ヒアルロン酸の注入などの施術を無料や半額など社割で利用する事が可能です。これは美容に興味がある、好きな方にとっては大きなメリットです。

夜勤がない

一般病棟で働いている場合は夜勤が組み込まれている事も多く、肉体的・精神的にも疲弊をしていくでしょう。しかし、美容クリニックや美容外科の勤務では夜勤がなく、日勤だけで規則的に働く事が出来ます。美容クリニックや美容外科の勤務はここが大きな違いと言えるでしょう。夜勤での疲労や不規則な生活での体調不良を改善する目的、転職を考えている方にとっては、大きなメリットです。

給与が高い

美容クリニックや美容外科においては、保険適用外の治療が多くなる為、保険診療のクリニックよりも給与水準が高めに設定をされています。夜勤や交代勤務がない勤務環境であっても、今までの一般病棟と同等かそれ以上の給与が期待できます。転職を考えている方、転職求人をご覧になっている方も、経済的なマイナスはほとんどないのでご安心下さい。美容外科のほうが美容皮膚科よりも給料が高い傾向にあります。最近では、美容皮膚科の中でも脱毛に力を入れているクリニックでの給料は高給与となってきております。

残業が少ない

一般病棟においては、患者さんがいつ体調が悪くなるか、病気が発症するか、怪我をするのかは分かりません。その為、患者さんが突然来院したり、飛び込みで来るという事は当たり前です。しかし美容クリニックや美容外科では多くのクリニックが予約制を取っており、いつお客さんが来るのかを把握できています。急な外来がない事により、若干の前後はあるにせよ多くの残業が発生しない労働環境は働きやすさやプライベートの充実には最適と言えるでしょう。

美容クリニックで働く“デメリット”

接客・接遇が求められる

一般病棟の看護師は患者さんに接している事になりますが、美容クリニックや美容外科の場合はお客様と接する事になりますが、今まで経験した事がない接客業やサービス業の様な接遇や接客を求められる事になります。医療期間で長年働いている看護師にとっては慣れるまでは少し違和感を覚えるかもしれません。

クレームにつながる可能性がある。

もちろん、美容クリニックに限ることではないですが、お客様のクレーム対応におわれることはあります。
美容クリニックや美容外科で施す保険適用外の治療や施術は決して安いものではありません。施術は受けなくても健康を損なう事もありませんし、基本的に来るお客様は健康です。その為、施術の満足度やスタッフのサービス、看護師の一挙手一投足までお客様が求めるものが病院とは異なるため、クレームに繋がりやすいのです。

営業の業務が負担になる

看護師がお客様に要望やお悩みをヒアリングし、相談に乗ったり、耳を傾けるので、営業的な側面も美容クリニックや美容外科の看護師にはあると言えます。ノルマの有無はクリニックによって違いますが、それでも全く契約取れないと肩身が狭くなったり、精神的に負担になる事もあります。これをやりがいと感じられる方にとっては、むしろメリットになるのかもしれませんね。

医療スキルが身につかない

給与水準も高く働きやすい美容クリニックや美容外科の現場ではありますが、医療のスキルを身につけたい方にとっては物足りないかもしれません。一般病棟から美容外科や美容クリニックへの転職は容易ですが、美容外科や美容クリニックから一般病棟への転職はしづらく、場合によっては美容クリニックはカウントしないという極端な例まであると言われています。

ご自身の考えにあった転職を

現在、一般病棟に勤めている方にとって、美容クリニックや美容外科への転職は実はそれほどハードルが高い事ではありません。給与面の待遇も満足いくものでしょう。美容外科、美容皮膚科、脱毛、AGAなど、様々な求人の中から、ご自身の興味関心のある分野であるのか否か、あるいは看護師のキャリアビジョンをしっかりと考えた上でじっくり考えてみてください。