現在の転職市場動向。

医療業界・介護・福祉業界の転職市場は、
今後訪れる2025年問題もあり、
医師・看護師・介護福祉士・ケアマネージャーやヘルパ―等、
各職種で人材不足が、これまで以上に切実な問題となってくると予測されます。

そうすると、
これまで勤務から離れていた潜在看護師や
介護・福祉業界未経験の看護師も、
必要不可欠の人材として積極採用に動く可能性は高いです。

因みに、平成26年度の厚生労働省が発表した
【看護職員の現状と推移】からは、
潜在看護師は、約71万人いるそうです。(平成22年度末)

さて、そんな状況になった際、看護師に求められるものって何でしょうか?

医療従事者は、いつも売り手市場

先日、ある看護師さんとお目にかかる機会がありました。

その看護師さんは、総合病院でキャリア3年。
「夜勤から離れ、日勤だけで仕事が勤務できる職場を探したい」
という希望で、前職を退職し、色々な医療機関の面接を受けていました。
私共を会うまで受けた医療機関は、全部で4つ。
しかし全てで内定を頂くことができていませんでした。

その看護師さんが受けた医療機関の中には
私共が懇意にしております医療機関もございましたので、
医療機関が求める人物像や、
どういった経歴の持ち主に働いてもらいたい等の医療機関側の意図を、
看護師さんにはお話させて頂き、
看護師さんの方から「それならこの医療機関に内定もらうことなくてよかった」という状態に心をもっていき、
心をリフレッシュした状態にまで持っていきました。

そして、この話が終了した際、看護師さんが言った言葉。
「看護師でも医療機関側から断れることってあるんですね。
そんなこと想像もしていなかったし、驚きました。」

そうなんです。

看護師さんが認識した様に、医療業界、介護業界、福祉業界も
以前と違い、お断りされることもあるのです。

医療業界の転職市場で、今後求められるもの。

医療機関側に「お断りされることもある。」
この事実、
ここまで看護師さんとの話をベースに書いてきましたが、
医師の場合もございます。

その理由は、
医師・看護師の思いと、医療機関側の思いが合致しないためです。

医療機関にも思いはあります。
自分たちの医療機関に、
こんな医師・看護師にお越し頂ければ、
この医療を患者さんに提供できる!

こんな医師や看護師が働いてくれれば、
今まで受け入れることが出来なかった患者さんを受け入れることが出来る!

などなど。

転職を決意し、新しい思いを持って働いて下さる医師・看護師の皆さんにも、
自分たち医療機関と同じ思いを持って、働いて欲しいと考えています。

入職して頂いたら、双方に相乗効果生まれるようにしたいと考えているのです。

医療機関の事務長や、看護部長と話していると、
以前の様に、
「人員配置基準を満たす為に、誰彼構わず採用する」仕方をとることはできないとおっしゃいます。

資格・スキル云々よりも、
「一緒に働いていけるか、一緒に働きたいと思える人物か?」
を重視する医療機関が増えてきております。

私共の仕事は、求職者、医療機関側との橋渡し役でもあります。
私共とお話をする機会がありましたら、ぜひ本音を教えてください。
私共もで語って頂ける信頼されるプロのコンサルタントを目指し、日々精進しています。

2018年度は、医療機関側の視点にもたって、ブログで発信してまいります。

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