■美容クリニックの看護師は若くなければなれない？

美容外科や美容皮膚科は、美を求めてやまない美に厳しい患者さんが集まるのは事実でしょう。
そこで働く看護師にも、同様に美しさを求められるというイメージは確かにありますよね。
美容に興味があり美容外科で働きたいと思っても、容姿や年齢が気になって無理かもと考えてしまう場合も多いのではないでしょうか。
実際に美容外科のスタッフや看護師を見ると、皆さんとても若くてきれいな方ばかりに見えます。
そのイメージは半分は正解なのですが、半分は不正解とも言えます。
それは美容外科に勤務する看護師の平均年齢を見ても分かるのですが、実際に美容外科に勤務している看護師は平均28～29歳と言われます。
いかがでしょう、想像していたよりはちょっと上めな気がしないでしょうか。
実は美容外科には新卒で勤める看護師は少なく、ほとんどの場合、20代半ば以降に転職して来るケースが多いのです。

■30代の転職は難しい？

とはいえ、美容外科に30代で初めて転職してくるケースはかなり少数派です。
それまでに美容外科に勤務していた場合は全く別ですが、一度も経験なく一般の病院やクリニックから転職して来る場合、30代はかなり少なくなります。
もちろんそれで転職が難しいと言ってしまうのは間違いで、特にオペ介助の経験者であればかなり優遇されるでしょう。
美容皮膚科では手術は行われませんが、美容外科や総合の美容クリニックではオペも行われるため、手術室担当の看護師は需要があります。
しかもオペ介助では若さより看護師としてのノウハウや技術力、対応力が求められますので、ベテラン求人も多いでしょう。
実績があれば年齢に関係なく、採用される確率も高いです。
ただ、そうしたオペを行わないクリニックや、看護師が受付や雑務なども兼ねるような小規模のクリニックではあまり30代での転職は有利ではないのが実情です。
自分の実績と年齢とを考えて、一番良いタイミングで転職に踏み切ったほうが良いでしょう。

■美容クリニックの看護師は広告塔

美容クリニックに努める看護師が皆さん美人に見えるのは、毎日自分を磨いて美しさを高める努力をしているからです。
場合によっては職場の社員割引制度を利用して、自ら施術を受けたり、ドクターズコスメを使用したりもしているでしょう。
それは美容クリニックにとって、看護師は広告塔の役割も持つからです。
美容クリニックに相談に来る利用者は、まだ施術を受けようかどうしようか悩んでいることが多いです。
そんなときに自分が理想とするような美人の看護師が揃っていれば、このクリニックに任せれば自分も同じように美人になれると確信を持つでしょう。
美容皮膚科なら看護師も白く透明感のある肌であって欲しいですし、美容外科ならやはり美しい顔立ちであって欲しいのは本音です。
ただ、美容クリニックのスタッフが全員が全員、生まれついての完全なる美形であるはずはありません。
皆さん自分本来の美しさを引き出す努力を行って、説得力ある容姿を生み出しているのです。

■努力は人はきれいになれる

美しさは内面から滲み出して来るものですから、立ち居振る舞いはもちろんのこと、言葉使いや気遣い、マナーなども洗練された女性になりましょう。
年齢に関係なく、多くの人にきれいな人だと感じてもらえれば、美容外科でも美容皮膚科でも喜んで採用を考えるはずです。
また、研究心やスキルもあって、意欲に満ちた人材であれば信頼を集めることができます。
つまりは年齢でも顔の作りでもなく、総合的に人として美しい人が求められるのです。
だから美容クリニックには若い美人しかいないというのは、正解でもあり不正解でもあります。
年齢や容姿で転職を悩んでいるなら、自分なりの美しいイメージを磨いて、ぜひポジティブに挑戦してくださいね。