■美容外科クリニックに欠かせない人材

近年は美容外科クリニックが急増しており、特に都内には多くの美容外科があります。

美容外科といえどもれっきとした治療を行う専門クリニックですので、看護師は欠かすことのできない大切な人材です。

美容外科には美容皮膚科という専門の分野もあり、どこのクリニックでも必ず看護師が必要とされます。

特に美容外科クリニックでは顔の整形や豊胸、脂肪吸引に脱毛などの美容に特化した内容の医療行為をしますので、看護の専門知識を持った看護師が果たす役割は大変重要です。

時には体にメスを入れる外科手術も行われますので、手術時の医師のサポートや患者への対応は看護師でなければできないものです。

さらにいえば、都内にある美容外科や美容皮膚科には若い女性が多く来院するため、20代の同年代の看護師が求められています。

それはなぜかというと、年齢が近いほうが患者が話しやすいということが理由として挙げられます。

受付スタッフでは分からないことも、看護師なら適切なアドバイスをすることや相談に乗ることも可能です。

また美容に関する認識を共有できることも、20代の看護師の特権であると言えるでしょう。

以上のような理由もあって、都内の美容外科業界では20代の看護師を求めるところが多くなっています。

■夜勤がなくても高収入が実現

都内には大手の美容外科クリニックから比較的小規模のクリニックまで多数あり、多くの美容外科クリニックで看護師を求めています。

通常総合病院勤務となると、夜勤や準夜勤などのシフト制になっていることが多く、変則勤務が体に負担をかけるケースも多く見られます。

しかし美容外科クリニックの場合は夜勤などがなく、実働時間も定められているなど多くのメリットがあります。

そして美容外科は保険診療の利かない自由診療であるため、クリニックによって料金体系を自由に設定することが可能です。

人気のある美容外科クリニックの場合だと、一つの施術に対する料金も高めに設定することができますので給与の面でも大幅アップが見込めます。

病院での病棟勤務に就いている看護師の場合、経験を積んだ30代の看護師でも年収は約400万円ほどで、20代の看護師ではもっと低い年収となります。

しかし自由診療で患者数が多い美容外科クリニックの場合だと、20代の看護師でも600万円から700万円の高収入が実現するのです。

美容に興味のある看護師なら、夜勤もないうえに高収入が得られる美容外科クリニックは、おすすめの勤務先と言えます。

■急患や救急外来がないというメリット

美容外科クリニックの多くは、一般のクリニックのように昼間の時間帯が休診になることがないため、勤務する看護師は交代で休憩を取りながら診療に携わるケースが多くなっています。

また土日祝日や年末年始、お盆休みの期間などは、一般医療機関と同じように休む美容外科クリニックは少ないのが特徴です。

サービス業と同様に、人が混み合う時ほど美容外科クリニックも患者が増えますので、看護師も交代制での勤務シフトを組んでいます。

土日や祝日、年末年始などで休むことができない反面、緊急を要する患者が来院することや救急外来の受診がないのは大きなメリットです。

繁忙期を除けば休みの希望も入れやすく、希望日に休めることが多いのも美容外科クリニックの特徴と言えます。

クリニックでの勤務は、正看護師もしくは准看護師の資格を持っていれば業務に携わることが可能です。

美容外科で必要とされる特別なスキルを身につけることも大切ですが、まずは看護師としての業務をきちんとこなせる能力が求められます。

病医院や病棟での勤務経験がある看護師なら、20代の若さでも美容外科クリニックの看護師として十分に活躍することができるでしょう。

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