美容クリニックで看護師はどんな活躍ができる？！

■初めての美容クリニックのお仕事が気になる

これまで総合病院での勤務をしていた方、内科系や眼科、耳鼻咽喉科などの保険適用での診療や治療ができるクリニックで勤務してきた方にとって、美容目的で全額自費が基本の美容クリニックでどんな仕事に携われるのか、気になるのではないでしょうか。

看護師として専門知識や技術を生かし、医師のアシストをしながら患者さんをサポートするお仕事である点で、大きく異なることはありません。

ただし、訪れる患者さんのパターンやアクション、気持ちなどに違いがあります。

一般的な医療機関に訪れる患者さんは何らかの体調不良を訴える場合やたまたまの検査で病気が発見され、治療をする目的で訪れています。

症状の改善や回復を求めますが、時として生命に関わる状況である方もいらっしゃることでしょう。

一方の美容クリニックを訪れる患者さんは見た目や体型にコンプレックスを抱えるなど悩みを持つ方やより理想の顔や体に近づきたいと求めてくるのが基本です。

病気という健康な肉体をゼロとすれば、マイナスの状態になり、ゼロへと症状の改善や回復を求める患者さんと異なり、本来あるゼロの状態をプラスへと引き上げたい方が多いのです。

一方で本当にそんなことができるのかと不安を抱え、理想の状態になれるか精神的な不安と期待、資金的な心配なども抱えていますので、気持ちに寄り添うサポートや対応が仕事をしていくうえで求められるでしょう。

初診の方や施術に入る前に問診を行います。

病気の治療ではないとはいえ、医療行為をしますので、万が一体に影響が出ては困ります。

持病の有無や施術に耐えられない症状などはないか、アレルギーなどが出ていないかや病気の存在が疑われる兆候がないかをチェックしていきます。

カウンセリングは通常、施術を担当する医師自ら行うのが安心できるクリニックです。

ただし、医師が行う前にプレカウンセリングを看護師が実施するケースや治療後の経過観察におけるアフターカウンセリングを任されるケースもあります。

また、医師がカウンセリングをしている際に施術のアシスタントを行う看護師として、その場に立ち会うのも一般的です。

美容整形の手術やお肌のレーザー治療などを行った後、経過観察のために通院をしていただき、患部の消毒や薬の塗布などを行うことがあります。

経過をチェックしながら医師が行う場合もありますが、患部のチェックだけを行い、アフター措置は看護師が対応するケースもあります。

美容整形の手術などを行う際にはアシスタントとして医師をサポートします。

内臓疾患やケガなどの手術と異なり、何時間にもわたる施術は少なく、手術の種類にもよりますが10分から1時間程度で完了するケースがほとんどです。

手術は体力がないから不安という看護師の方にも、安心してチャレンジができます。

手術前のガイダンスや当日の流れや当日の過ごし方、手術後の生活で気を付けるべきことを患者に説明することや経過観察のために訪れる患者の簡単な消毒などの措置を行うのも看護師の仕事です。

特に美容整形などの治療の前後にどう自分が変わるのか、生活面での不安の解消、注意点の説明は大切な仕事になりますので、専門知識をしっかりと習得しましょう。

患者さんは事前にカウンセリングに来るのはもちろん、施術の前後にも不安や疑問を持つ方も少なくありません。

全ての方が実際に施術を受けるとは限らず、カウンセリングだけで断念される方や踏み切れない方も少なからずいます。

不安を取り除き、期待を持って安心して臨めるようサポートしていくのもお仕事の1つです。

いかがでしたでしょうか？

美容未経験の場合、初めての美容クリニックへの転職は不安がつきものです。

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